サービス提供責任者は、訪問介護サービスが利用者に適切に提供できるよう管理や調整をし、ヘルパーの育成や管理を行っています。
また、訪問介護サービスで必要な書類の作成なども行います。
まずは、訪問介護を利用したい家族から相談を受け、必要な手続きなどを調整しながら、利用者や家族と面談をします。
実際に自宅を訪問して、利用者の状態や、家族の要望などを聞きます。
サービス担当者の会議に出て、ケアプランというケアマネージャーが作成したプランを確認しながら話し合います。
その後ケアプランを元に、より具体的なケア内容の訪問介護計画書を作成します。
次にヘルパーのための、サービスの具体的方法や、利用者や家族などの留意事項などがまとめられたサービス提供手順書を作成します。
ヘルパーが初めて利用者宅に訪問したり、経験の少ないヘルパーなどに同行して、ヘルパーのサポートも行います。
一定の期間内で利用者宅を訪問します。
そこで利用者やその家族から、利用者の状態やケアの具合などを聞き評価をします。
利用者の状態によっては、訪問介護計画書やサービス提供提案書を製作しなおします。
また、ヘルパーの急な休みのフォローや問題が起きた時にはその対応、ヘルパーの技術の面での指導や、研修計画書の作成なども行います。
このように、サービス提供責任者の仕事は多岐にわたります。
利用者やその家族の相談や、ヘルパーたちへの指導、ケアマネージャーや生活相談員などとの連携など、多くの人と関わる仕事であるため、コミュニケーション能力が必要とされる仕事だと言えます。